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触られたくない、ひと。

前回のアカゲザルの実験の話ですが、
ちょっと怖かったですね。

自分もそうかも・・・

と思ったあなた、

大丈夫です。

自分で変わっていけます。

触らないで

赤ちゃんから成長し、
小学生以降になり・・・

親にハグされたり、スキンシップされるのを

恥ずかしい理由だけでなく、
「嫌がる」子どもがいます。

(あなたはどうでしたか?)

本来なら、

母親からの愛着行動

(大好きだよ~、だいじだよ~、そのままで好きだよ~)は

情緒の安定には必要なものなのに・・・

私の子どもが不登校になった時に
読んだ本には、

”子どもは生得的に

火の玉のような

強烈な「愛情欲求」を持って生まれてくる。”

『不登校カウンセリング・母子関係の改善でよくなる』(黒川昭登著)

とありました。
(不登校の理由は子どもによっていろいろあります。
私の場合はスキンシップヒーリングをしただけで前進しました。)

子どもにとって、親に愛されるかどうか、
命に係わる重大なことです。

でも、

おなかすいた!

抱っこして!

なぐさめて!

話を聞いて!

・・・

そうやって愛情を求めても、

もらえない、

その欲求が満たしてもらえない。

あなたなら、どうでしょうか?

だったら、もういい・・・

大好きな人に

愛して欲しいと、

何度も何度も伝え続けても、
求め続けても、

無視されてしまう・・・

あなたは耐えられますか?
ずっと求め続けますか?

子どもも同じです。

親からの愛情を求めても、
それが満たされないとわかると、

その状態に耐えることができないのです。

だから、

自ら、その愛情欲求を断念して、
その感情を「無視」するようになるそうです。

そして、次第に、

他のすべての感情も抑えるようになる・・・。

求め続けても、言い続けても、
いくらお願いしても、

無理とわかったら、
いつか諦めてしまう。

だって、

懇願し続けるのは辛いから、

自分がみじめだから、

自分がかわいそうだから、

これ以上傷つきたくないから。

だったら、

最初から無かったことにしようって。
諦めた方がスッキリする。

こうやって、

自分の心を守っていくんです。

自己防衛です。

(親による虐待を受けて育った場合、叩く、蹴るなど痛みや苦痛を伴う触れ方でしか触れられていないので、他人に触れられることが苦手なことが多く、触れられることで恐怖を感じるそうです。)
「皮膚は「心」を持っていた」(山口 創著)

でも、やっぱり

でも、

心の中にはまだ、
「愛されたい欲求」は無くなったわけではなく、

影をひそめただけ。
抑え込まれているだけです。

それって、

かなりのストレスですよね。

(私も、円形脱毛症になったわけです・・・)

毎日、少しずつ

黒川先生、山口先生は、
皮膚接触(タッチング)の重要性について書かれています。

自分もそういうところがあったかも、

と感じたら、

自分で自分を優しくなでてみる。

そして、

手の温かさを感じてみる。

家族、ペットでもいいです。

優しくハグしてみてくださいね。

お子さんにも、

少しずつ、

無理のない程度から。

そして、

何も考えずに、

じんわり手の温かさを感じましょう。

こころがホッとする時間を

積極的につくっていきましょう。

毎日、少しずつ、少しずつ。