「イヤイヤ期」は、お祝いしよう！？

3人の子どもを育てているので、

幼児の「イヤイヤ期」に悩むママ達の声を

よく耳にします。

『イヤだ、イヤだ～』と

自己主張をしている子どもを見ると、

（頑張れ、頑張れと思うのは

私だけでしょうか？）

「イヤイヤ期」は美しい。

３人の子育てをして今思うのは、

「イヤイヤ期」はとても大切な時期だということ。

まだおしゃべりができない頃は、

泣くしかなかった赤ちゃんが、

言葉や態度で、

「思いっ切り」自分の意志を表している

『イヤイヤ期』。

自我の芽生えですね。

親離れのファーストステップ、と言っても

いいかもしれません。

いつか、子どもが親元から巣立って

独立して、

幸せに生活してくれるようになるのが

親の願い。

その最初の過程が、

『イヤイヤ期』だと思えば、

私の子どもも、ちゃんと人間として

成長しているんだなあ

と、安心してみてはいかがでしょうか^^

（いつまでも、親に頼りっきりの

独立できない子どものままでいられたら

困りますものね。）

なので、『イヤイヤ期』が来たら、

実はバンザ～イと、

お祝いすべきなのです♡

「ガマンしていた」私

両親は共働きで、

出産して7日目に仕事に復帰したことを

私の母は自慢にしています。

そして、長男である私の兄に

家業を継がせようと、

家中で兄に目が向いていることを感じながら

私は育ちました。

なので、とにかく「いい子」でいること、

親の手をわずらわせないことを

考えていた幼少期。

ワガママなんて言っていたのかな。

大人になってずっと感じていたのは

その頃の自分が、

まだ悲しく心の隅にいること。

（「インナーチャイルド」という言葉より、

『小さかったころの満たされていない私』、
という表現がしっくりきます。）

そんな『小さかったころの私』、

ガマンばかりして、いい子でいた私が

親から言われたかった言葉、

『何してるの？』

『何かほしいものはある？』

『何が食べたい？』

『どうしたい^^？』

『何が好きなの？』

『何をして欲しいの？』

（えーっとね、えーっとね！！！）

素直に、正直に、なれない。

ガマンばかりして大きくなると、

本当に自分が好きなもの、

好きなことが分からなくなったり

周りの目や、態度を気にして

言い出せなかったり。

そうやって、

本当の自分にフタをして、

ウソをついて、ごまかして

生きていくと、

こころの中で、

ごりごりと

本当の自分と

不正直の自分がこすれ合って

こころが痛くなります。

そんなことが原因になっているなんて

気づかないことも多くて、

なんで私は、自分の欲求に素直な人を見ると

イラッとするんだろう、

好きなことをしている人を見ると

羨ましいと思うんだろう、

と感じてきました。

「そのまま」でいて欲しい。

だから、

『イヤイヤ～』と言っている子を見ると、

嬉しくなって、

（そうそう、自分の気持ちを出さなきゃね、

がんばれ、がんばれ）

と思うのです。

もちろん、ママだって忙しいから、

いつもいつも、

付き合っていられないけれど、

『イヤイヤ期』を

それほど敵対視しなくても

いいのではないでしょうか^^？

（一緒に、

『ママもイヤイヤ～』と
開き直っちゃいましょう。

または、家族や友人と「発達のお祝い」をしても♡）

その後、

小学校高学年になると来る

「反抗期」。

大人には「更年期」も来ます。

小学生の娘と口ゲンカになった時に

『反抗期だからガマンするよ、ママは！』と言ったら、

『好きで反抗期なわけじゃない！』と

娘に言い返されたことがあります。

大人だって、好きで

「更年期」になるわけじゃない。

だから、「イヤイヤ期」だってそう。

イヤイヤしている本人にもわからない

（意識できない無意識の）、

本当の自分が

そのまま意志表示をしているだけです。

子どもに教わる。

小さい頃の子どもは、

自分の好きなこと、

やりたいことを知っています。

放っておいたら、

ずっとやっています。

親が

「そんなことしちゃダメ」

「これをしなさい」

「そんなことをしたら恥ずかしい」

と言って止めなければ、

ずっと好きなことをやっているはず。

だから、

私も（あなたも）小さいころは

本当の自分を知っていて、

何をしたら楽しくて、

何をしたら嬉しくて、

何をしたら幸せか、

考えなくてもわかっていたはず

ではないでしょうか。

今からでも遅くない。

私が今の仕事をやり始めたら楽しくなって、

ずっとやっていこうと決めたのは

それほど遠くない過去。

（専業主婦を15年やってからです。）

遅いかもしれませんが、

ようやく、自分の好きなことに出会って、

自分の意志で続けています。

あなたはどうですか♡